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巻き肩の矯正にはストレッチ

2024/08/31

巻き肩のメカニズムと影響

巻き肩は、肩甲帯(scapular girdle)の前方への不適切な回転(内旋)によって生じる姿勢異常の一つです。

この状態では、肩甲骨(scapula)が外転し(protraction)、胸椎の屈曲(thoracic kyphosis)が促進され、結果として胸筋(特に大胸筋)が短縮し、背中の筋肉(菱形筋、僧帽筋中部)が伸長・弱化します。

この不均衡が、肩関節(glenohumeral joint)の機能不全を引き起こし、肩こりや肩関節の可動域制限、さらには頭痛や首の痛みにつながることがあります。

【巻き肩矯正のためのストレッチ】

⑴胸筋のストレッチ:

大胸筋(pectoralis major)と小胸筋(pectoralis minor)の短縮が巻き肩の原因となるため、これらの筋肉のストレッチが必要です。ドアフレームストレッチ(doorway stretch)は効果的で、肩関節を外旋(external rotation)させながら、胸筋を伸ばすことができます。

 

⑵肩甲骨周りの筋肉強化:

僧帽筋中部(middle trapezius)、僧帽筋下部(lower trapezius)、菱形筋(rhomboid muscles)をターゲットにしたエクササイズは、肩甲骨を内転(retraction)させ、巻き肩を矯正するために重要です。リアデルトフライ(rear delt fly)やフェイスプル(face pull)は、これらの筋肉を強化するために推奨される運動です。

 

⑶肩甲骨のモビリティ:

肩甲骨の可動性(scapular mobility)を向上させることで、肩の正常な運動パターンを回復し、巻き肩を防ぎます。例えば、スキャプラリトラクション(scapular retraction)エクササイズは、肩甲骨の位置を正し、胸椎の過度の屈曲を緩和します。

矯正のポイント

巻き肩の矯正は、日常生活での姿勢維持や、筋膜リリース(myofascial release)などのテクニックと併せて行うことで効果が高まります。

また、肩の位置を適切に保つための意識的な努力も重要です。

継続的なストレッチとエクササイズにより、肩甲帯の安定性(scapular stability)を向上させ、肩関節の健康を保つことができます。

これらの方法を取り入れることで、巻き肩の矯正が可能になり、肩こりや痛みの軽減、さらには全体的な姿勢の改善につながります。

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